■ 葉山シリーズ


【波待ち縞】

 

葉山の一色海岸でいつも眺めている光景を、手ぬぐいサイズの紙に手描きで原画を起こしました。 
凪の夕暮れにサーファーがひとりボケ〜っと波を待っています。魚がぴょんと跳ねてます。爽やかで平和な葉山らしい風景です。 
この意匠は、型紙の制作も行いました。柿渋で張り合わせた手ぬぐいサイズの和紙を原画通りに手彫りしていきます。 
柄に合わせ、布もざっくりした手ぬぐいらしい風合いの晒を選んでいます。

 

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【砂浜縞】


砂浜を散歩している時にひらめいた柄です。

裸足、ビーサン、下駄、犬の足跡を縞模様に見立てました。

熨斗目花色というにぶい青色で染めたので、柄のわりには落ち着いた雰囲気の仕上がりです。

頭に巻いたり、半襟にしたりする場合、柄の出し方によって表情が変わります。

 

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【幸運豆絞り】


視力検査でおなじみのランドルト環をアルファベットに見立てて、councouncoun....とタテヨコ連続柄にしてみました。 

ウンがついてラッキーな手ぬぐいですから、受験や試合の時にぴったりです。もちろん、色は茶色です。(笑)

 そんなお茶目な意味を含んでいますが、見た目はとてもシックです。

 

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富士ぼかしの掛け軸仕立て
富士ぼかしの掛け軸仕立て

【富士ぼかし】

 

葉山の一色海岸から相模湾越しに眺める夕陽に染まった富士山です。

その姿はとてもとても美しく、毎日少しずつ違った表情を見せてくれます。そんな光景をシンプルな線で写し取り、注染らしい“ぼかし染”という技法でグラデーションにしています。これは職人の技を要する意匠で、染料の差し加減により少しずつぼかし具合が違ってきます。日本独自の技術である注染の、注染らしい技を使った日本らしい富士山柄。海外へのお土産にして、日本の手ぬぐいの素晴らしさと供に、エコで平和な和文化を世界中に広めましょう。

 

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【ろごあられ】たんぽぽ色・松葉色

 

実は“手ぬぐい・りんりん”のロゴは、知る人ぞ知る天才画伯寺田克也氏にデザインしてもらいました。絵はもちろんですが、画伯が描く文字もいいのです。

で、画伯の人の良さにつけ込んで、ゴリゴリお願いした次第。キュートなロゴでしょ。

ろごあられは、そのロゴをメインに大きく配し、まわりにあられを散らしました。あられは下描き無しで、直接型紙を手彫りしています。本職の職人さんが使う“丸きり”を持っていないので、普通の刃を何枚もダメにして、丸を刻み続けた労作です。

年毎に、色のバリエーションを増やしていこうと思っている定番の意匠です。

 

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【月の道】

 

葉山の月夜を手ぬぐいにしました。

一色の浜から眺める上弦の月は、海面にキラキラ輝く“月の道”を作ります。静かで波の音しか聞えてこないこんな夜、誰もいない浜辺で月見。そんな幽玄な世界に浸っていると、すぅ〜っと沖へ吸い込まれそうな、月の道を歩いてそっちへ行けそうな気分になります。妖しさを少し含んだ日本の情緒、布に込めてお届けします。

 

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【葉やまから草】緑色・青ぼかし

 

葉山というと海をイメージするかもしれませんが、暮らしのそばに里山があり、緑も豊富な土地柄です。ところで、その“緑”で括られてしまう葉っぱや草たちを、それぞれよぉく観察してみると、けっこういろんな形をしていてユニークです。そこで、日本の古典的な柄である唐草模様をベースに葉っぱたちをアレンジしました。唐草のぽかんとした間は、葉山っぽいゆるゆるした時間の流れを表しています。

 

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